福井で生成AI研修を選ぶときに確かめる7つのこと|中小企業向け

結論生成AIの研修は、受けた翌日から自分の仕事でAIを使えるかどうかで選ぶのが近道です。確かめるのは7つで、中でも大事なのは題材が自社の業務かと、研修のあとに続ける仕組みがあるかの2つです。費用に助成金を使いたい場合は、研修の中身・研修会社・会社の条件で対象になるかが変わるので、日程を決める前に福井労働局の助成金センターか社会保険労務士に確かめます。
この記事の要点
- 選ぶ基準は、研修のあとに、だれが自分の仕事でAIを使えるようになるか
- いちばん大事なのは、題材が自社の業務かと、研修のあとに続ける仕組みがあるか
- 見積もりを頼む段階で、下の7つを研修会社に聞いておくと比べやすい
- 助成金を使いたいなら、研修の計画を立てる段階で福井労働局の助成金センターか社労士に相談する
まず決めること:研修のあと、だれが何をできればよいか
研修を比べる前に、「研修が終わったあと、だれが、どの仕事で、AIを使えるようになっていればよいか」を1行で書いておきます。これが決まっていないと、どの研修も良く見えて選べません。
たとえば「営業の3人が、見積書と提案書の下書きをAIで作れるようになる」「総務の担当者が、社内の問い合わせへの答えをAIで下書きできるようになる」のように、人と仕事の名前で書きます。福井県では、民間の事業所で働く人のうち2割強(21.6%)が製造業で働いています(福井県「令和3年経済センサス-活動調査」)。製造業の会社なら、仕様書や注文書の書き写し、日報や報告書の下書きが、最初の題材にしやすい仕事です。
確かめる7つのこと
見積もりを頼む段階で、次の7つを研修会社に聞いておくと、比べやすくなります。
| # | 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 1 | 題材が自社の業務か | 「うちの実際の書類や仕事を題材にできますか」 |
| 2 | 職務ごとに中身が分かれているか | 「営業と総務で、演習の内容は変わりますか」 |
| 3 | 手を動かす時間がどれだけあるか | 「講義と演習の時間は、それぞれどれくらいですか」 |
| 4 | 研修のあとに続ける仕組みがあるか | 「研修のあと、社内で続けるための担当や決まりづくりまで扱いますか」 |
| 5 | 入れてよい情報の扱いを教えるか | 「社外秘の情報をAIに入れないための決まりも扱いますか」 |
| 6 | 費用の内訳と、助成金を使う場合の確かめ方 | 「費用の内訳を出してもらえますか。助成金を使いたい場合、対象になるかの確認に必要な資料を出してもらえますか」 |
| 7 | 研修のあとの相談先 | 「研修のあとで分からないことが出たら、どこに聞けますか」 |
1と4が、とくに差の出るところです。 一般的な使い方を学ぶ講座は、AIに慣れる入り口としては役に立ちます。ただ、自社の仕事に当てはめる段階で手が止まりやすくなります。自社の書類や仕事を題材にした研修なら、翌日の仕事に近い形で練習できます。
研修の形による違い
同じ「生成AI研修」でも、形によって向いている目的が違います。
生成AI研修の形と、向いている目的
一度にすべてを選ぶ必要はありません。 まず一般向けの講座で慣れてから自社向けの研修に進む会社もあれば、最初から自社の仕事を題材にする会社もあります。費用をかける前に方向を相談したい場合は、ふくい産業支援センターの「DX専門家派遣」で、ITの専門家に無料で最大3回来てもらう方法もあります(2026年度の受付は12月25日まで)。
費用と助成金の確かめ方
社員研修の費用には、国の「人材開発支援助成金」が使える場合があります。ただし、対象になるかどうかは、研修の中身・研修を行う会社・受ける会社のそれぞれの条件で決まります。 たとえば、AIの一般的な知識だけを学ぶ研修や、ツールの操作だけを覚える研修は対象になりません。研修の中で、自社のマニュアルや社内の仕組みそのものを作る時間は、対象から外れることがあります(厚生労働省の資料)。研修として役に立つかと、助成の対象になるかは、別々に確かめてください。
ここは注意が要ります。研修を始める日の6か月前から1か月前までに計画届を出す必要があり、研修が終わってからでは間に合いません。助成金を使いたい場合は、研修の日程を決める前に、福井労働局の助成金センター(0776-22-2683)か社会保険労務士に相談してください。
申し込むまでの段取り
生成AI研修を申し込むまでの段取り
研修を受ける人に目的を伝えておくと、研修の日に自分の仕事の例を持ってきてもらえます。自社向けの研修なら、それを演習の題材にできます。
AI よろづやの「現場AI研修」は、御社の実際の仕事を題材にした3日間・15時間の実務研修です。社内のAI推進の担当者と、各職務の実務者を育てます。福井の会社のAI活用の全体像は、「福井の中小企業のAI活用ガイド2026」にまとめています。
まとめ
- 生成AI研修は、研修のあとに、だれがどの仕事でAIを使えるようになるかで選ぶ
- 見積もりの段階で、題材・職務ごとの中身・演習の時間・続け方・情報の扱い・助成金・相談先の7つを聞く
- とくに差が出るのは、題材が自社の業務か、研修のあとに続ける仕組みがあるか
- 助成金を使いたい場合は、研修の中身・研修会社・会社の条件で対象になるかが変わる。日程を決める前に福井労働局の助成金センターか社労士に相談する
よくある質問
生成AIの研修は、何時間くらいが目安ですか?
目的によって変わります。AIに慣れるだけなら短い講座でも足ります。翌日から自分の仕事で使えるところまでを目指すなら、職務ごとの演習の時間を十分に取れる長さが必要です。助成金を使いたい場合は、対象外の内容を除いた研修の時間が一定以上必要になるなど条件があるので、窓口で確かめてください。
社員全員が同じ研修を受けたほうがよいですか?
職務によって使い道が違うので、演習の中身は職務ごとに分けるのがおすすめです。職務に合わない研修は、受けても仕事で使われにくくなります。
研修の前に準備しておくことはありますか?
研修のあとにだれが何をできればよいかを1行で書くことと、題材にする仕事を3つほど書き出しておくことです。社外秘の情報をAIに入れないための社内の決まりも、研修の前に考え始めておくと進めやすくなります。
出典
- 厚生労働省「人材開発支援助成金」
- 厚生労働省「事業展開等リスキリング支援コース 詳細版パンフレット(令和8年8月3日現在)」
- 福井労働局「助成金センター」
- ふくい産業支援センター「DX専門家派遣事業」
- 福井県「令和3年経済センサス-活動調査」
- 厚生労働省「令和8年8月3日からの変更点(事業展開等リスキリング支援コース)」
監修:静木銀蔵(合同会社BWH総合研究所 代表)
About
AI よろづやについて
AI よろづやは、福井の会社のAI活用を、共に前に進めるサービスです。研修も、制作も、現場の推進も、地元でまとめて引き受けます。運営は合同会社BWH総合研究所です。
ご相談は無料です。自社の業務のどこにAIが使えるか、どのサービスが合うかから一緒に考えます。